のだめカンタービレ 最終楽章 後編 ネタバレ

のだめカンタービレ　最終楽章　後編　ネタバレ
これから映画を　ご覧になる方は　見ないでくださいね。


映画をご覧になれない方や　私のように　見に行くまで　
ハッピーエンドかどうか不安な方のみこれより先を　ご覧下さいませ。




　



　


「のだめ・・俺達　離れて暮らそう」　

そんな突然の引っ越し宣言から間もなく、千秋は引っ越してしまう。
パリでの幸せな「共同生活」が　打ち切られることに、
最初は卒倒するほどショックを受けていたのだめだったが　
オクレール先生からも　
「しばらく彼と距離を置いたほうがいいかも」と言われたり
「そんなに遠くへ行くわけじゃない、
いつでも　会いたければ　会いにくればいい。　
勉強に専念したいだけだ、おまえもわかるだろ」と　
やさしく　千秋に抱きしめられ
泣く泣く納得するのだめ。

引っ越しした千秋に　エリーゼから孫・ルイの復活コンサートに　
千秋が指名されたことを聞き、もちろん引き受ける千秋。
そのことをのだめに話すために　のだめのアパルトマンを訪ねる日、
のだめの部屋の呼び鈴が鳴る。
ドアを開けると　千秋ではなく　真澄と峰が　立っていた。
二人は、カントナ国際コンクールに出場する清良の応援に　
かけつけたのだ。

峰と真澄とのパリ観光のあと　
フランク　ターニャ　黒木も交えた応援団とともに
清良の応援に。

客席から見守る峰は　Ｒ☆Ｓオケの思い出で　胸がいっぱいになる。
清良も同じようにステージで演奏しながら　峰のことを考えていた。
峰の目に滲んだ涙、清良の全身全霊の
演奏は　コンクール3位という形で実った。
結果発表会場で　峰を見つけた清良は
峰の背後から強く抱きしめ、結果がどうであれ　
峰と一緒に帰国することを告げる。

恋人と二年も離れて一生懸命勉強し　コンクールに挑む　清良の姿は　ターニャの心をも　打った。
ターニャはロシアへ帰る前に　コンクールに挑戦することを宣言。
これに同調した　黒木と熱い視線を交わす　ターニャ・・二人の間にも・・

一方　のだめはカントナ国際コンクールで　ピアノ部門の本選を見ていて
ラヴェルの「ピアノ協奏曲」を聴いて、強い感動を受け　これこそが
将来　千秋と共演する作品だと　一人有頂天になる。

のだめの家で　盛り上がる真澄、峰、黒木、フランク、ターニャ。もちろん料理は　千秋。
そこで　のだめは　今日聞いたラヴェルの「ピアノ協奏曲」を　一度聞いただけで
みんなに披露してみせる。　しかし　その曲は　その曲こそが　千秋が
孫・ルイとの共演で　演じる曲だった。　ますます　孫・ルイとの共演を言いだせなくなる千秋。

オクレール先生はのだめに決してコンクール出場を許さない。
それどころか　のだめのことを　ずっと　ベーベちゃん（赤ちゃん）と　呼ぶばかり・・
そのことを聞いた　千秋は　孫・ルイとの打ち合わせを　延期して
のだめのレッスンに付き合う。
オクレール先生の課題を見て　驚く千秋。のだめは　実に　ものすごい量のレッスンを
こなしていた。
楽譜の読み方、感情の入れ方などを　千秋から教わり　楽譜の大切さを　初めて自覚するのだめ・・
こたつに入りながら　キスをする二人・・

ある程度　のだめに学習効果が表れたのを知り、千秋は孫・ルイとの打ち合わせへ戻っていく。

のだめは　千秋との特訓後オクレール先生にレッスンを受け　
初めて　ベーベちゃんではなく「めぐみ」と呼んでもらう。
オクレール先生は　ひそかに　のだめのコンクール出場を予定していた。

そして、千秋と孫・ルイとのコンサート当日　客席から見つめるのだめ
そのあまりに素晴らしい演奏に　のだめは嫉妬と羨望、失意でいっぱいになる。

孫・ルイも　千秋も子供のころから　プロの音楽家になるべくして　育てられた環境。
一方自分は・・・　それを考えると　千秋が遠くに行ってしまいそうで・・・
その日は　千秋の部屋に　「お泊り」　なんとなく　のだめの様子がおかしいのを
感じながらも　翌日千秋は　仕事に出かけようとするが
のだめは　「結婚してください」　と　千秋にプロポーズする。
しかし　千秋は　いつもの　冗談だと軽く　受け流してしまう・・

それでも　なんとなく　のだめの様子がきになる千秋・・・

そのころ　のだめのもとを　シュトレーゼマンが訪れ、千秋とのことを聴き
のだめに　ピアノを弾いてみろと　言う　シュトレーゼマン
のだめのピアノを聴いた　シュトレーゼマンは

「とうとうここまで　来ましたか・・」と　絶句し

「千秋なんか忘れて　私と　共演しましょう」と　手を　差し伸べる

失意のどん底にいたのだめは　その手を　とってしまう・・・

まるで魔法にかかったかのように　のだめのプロデビューは　華々しくマスコミに取り上げられ
プラハで一流のオーケストラとシュトレーゼマンの指揮で
ショパンの　「ピアノ協奏曲第一番」を　披露し、圧倒的な喝采の中で　プロデビューを果たす。

それを客席から　見つめる　千秋

「俺は、これまで　のだめが　俺をここまで　引き上げてくれたと思っていたが
もしかしたら　神様が　この人を　このステージに立たせるために　俺を日本にひきとめて
いたのではないだろうか・・」　と　思えるような　のだめの　ピアノだった。


「もう・・もとには　戻れない」　と　思う　千秋

一方　のだめは　どんなに喝采を浴びようが　評価されようが　のだめの心は少しも晴れなかった
最高の協奏曲演奏に　心が満たされるどころか　すっかり夢を失ってしまったのだ。
千秋が　会いに来ても　顔を合わせられないのだめ・・・


のだめは　姿を消してしまう・・

心配して毎日部屋のドアをたたく　ターニャとフランク
しかし　のだめの返事はない・・

心配する　千秋・・・

一週間後　のだめのアパルトマンの幽霊部屋から　音が聞こえ　のだめのごみ部屋に動きが・・
のだめは　ゴミの山から　出てきて　幽霊部屋へと登っていく。

幽霊部屋の主は　ヤドヴィ　コンバトの作曲科の生徒だった。
打楽器が好きな　ヤドヴィは　ピアノも打楽器だと言い
のだめは　ヤドヴィと楽しい音楽の時間を過ごす。

そこへフランクと黒木とターニャが　子供たちを連れて戻ってきて
のだめは　子供たちと遊ぶうちに　幼稚園の先生になりたかった自分を　思い出す。

幼稚園で　たくさんの子供たちと遊ぶのだめ。

黒木は　千秋にメールでのだめが幼稚園に居て　子供たちと楽しそうにしていると
知らせる・・

生きいきしたのだめの表情を見て　苦悩する千秋

「あいつは　ほんとうは　プロの音楽家なんかをめざすより　楽しく自由に
ピアノを弾いて過ごす　幼稚園の先生になっていたほうが　幸せだったのじゃないか・・」

実は　今までも　プロの音楽家になるために通らなければならない関門で苦しむ
のだめを見るたび　千秋は　いつも　この疑問を自分に投げかけていた

しかし・・

千秋は　走り出した　のだめのもとへ。

「それでも　俺は　何度でも　あいつを　あのステージに立たせてやりたい」　
全力で　のだめのもとへ　走り

嫌がるのだめを　連れて　二台のピアノの前に。

もう　無理だ・・というのだめ
あれ以上の演奏はできないかもしれない　先輩を嫌いになるのが怖い
もう　あのころの　私じゃありません


それを聞いて

「いいから　弾いてみろ　俺だって　あの頃の俺じゃないぞ」

モーツアルトの「二台のピアノのためのソナタ」を　二人で弾く
見つめ合いいっしょにピアノを弾く二人

のだめの顔からは　不安も失意も消えていた

演奏が終わり
「確かにあの頃と違うけど　飛んだり跳ねたり相変わらずじゃねぇか」と
言う　千秋の後ろ姿に

「先輩の背中　抱きつきたいぐらい　素敵・・これってフォーリンラブ❤」　と　のだめ

抱きしめ会う二人

未来の二人を予感するように二人のコンチェルトの姿でエンドロール

そして　エンドロールが　流れる中
二人の　パリでの生活が・・いつも　いっしょ。

ラストは　橋の上での　キス


最高でした。　これで　千秋様とのだめ　心の中に残りました。
峰と　清良も　真澄ちゃんも　そして黒木くんも。

音楽家にかかわらずおそらく　アーティスティックな仕事をしようとする人たちは
常に　最高のものを作り上げようとし　また　自分の作った最高のものを超えようと
孤独な戦いになる。
それは　スポーツ選手も同じ　だけど　スポーツ選手の場合　年齢とともに体力の限界が
訪れる
しかし、収入や名声が　得られると　それで満足し　それ以上を求めなくても
ある程度のものは　得られる。
それを　超えたいと　思うかどうか・・それが　後世に名を残すアーティストになるかどうかの
境目ではないかと　思う。

しかし　プラハは美しい。一度は行ってみたい！！



のだめのピアノを担当するのは　世界的天才ピアニスト　ラン・ラン
Lang Lang〔中国語 ：郎朗〕）は、中国遼寧省瀋陽出身のピアニスト。
鳥肌が立ちますよ。　のだめのピアノ

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