空飛ぶ広報室 第七話 あらすじ ネタバレ

空飛ぶ広報室　第七話　あらすじ　ネタバレ

いざというときそばにいられない男だけどそれでもいいか？

毎年、陸自、海自、空自　それぞれにＰＶを作って活動をアピールし、隊員の募集も兼ねているのだが
そのコンセプトがなかなか決まらない。　すると鷺坂のヒントで、
空自が誇る航空救難団の救難員、通称 『メディック』 をモデルに PV を作ろうと
企画がまとまった。

さっそくリカを百里救難隊へ案内する空井。

リカの取材に応じてくれた百里救難隊の佐伯（鈴木亮平）は、
救難ヘリの　ＵＨ－６０Ｊと、それより先に到着して
要救助者の捜索を行うＵ１２５Ａについて説明してくれる。

厳しい肉体訓練を目の当たりにするリカに、佐伯は
彼らは訓練生になる前の志願者で、養成課程に入るにも
選抜試験を通らなければならないと。

「年間７～８人の狭き門です」　と空井。

その後１年間、空挺課程、潜水訓練、雪山訓練といった
訓練課程をクリアしたもののみが、メディックになれるのだと
佐伯。

厳しい訓練に驚くリカ。

「じゃないと現場に出た時に死んじゃうんで」　と佐伯

「訓練の厳しさは、陸・海・空合せても自衛隊随一って
言われています」　と空井


そんな厳しさをアピールしたＰＶを作るのかと思いきや

片山一尉のアイデアでなぜかダーツバー。

しかもリカのワンピースを着て、ハイヒールを履き
髪をおろした柚木三佐を見て、全員が

「おんなに見える！」　と　驚く

槇は柚木と一緒にカウンターに座り、エキストラをしながら
「彼女とは別れた。　とっくの昔に・・
俺たちデートしましょう」　と誘うが・・

一方、全くダーツが当たらないので、片山が
気を利かせて、ダーツをかけて、空井とリカが
飲みに行くように図るが、おバカな佐藤が
リカが勝ったら、自分が空井と飲みに行くと言い出し、
リカもそれを了承。
結局空井は負けてしまう。




柚木と飲みながら、柚木が槇に誘われ
「オッサンがオッサンとデートなんてきもい」　と言い出すので
一旦、オッサンを忘れましょうと言い、

自分も最近　「オトメゴコロ」を取り戻しつつあったが
あっさりフラれてしまったと　柚木に告白するリカ。

そのころおバカな佐藤は、空井と飲みに。
大喜びでいちゃつく佐藤だが。


鷺沼は、昔来たことがあるという甘味何処　みよしを
訪ねる。



柚木は、槇の告白のせいで、今日はなんだかとんちんかんな返事ばかり。

片山は昨日のデートの話を空井に問い詰め、全員で聞くことに。

「何か聞きたいことありませんか？　と言われたけど
何も思い浮かばなかった」と　空井。

そして空井は、好きな飛行機は？　と聞き、
先日浜松でＴ４を飛ばした話をし、さすがのおバカな佐藤にも
引かれてしまったようだ。

そこへお団子を持って鷺沼が戻って来る。
いつもの妻の地図だ。


阪神淡路大震災について阿久津に尋ねるリカ。

戦後の法整備の遅れもあって、あの時は自衛隊の出動が遅れ
非難されてしまったという阿久津。


今は震度５以上の地震があれば自主派遣ができるとリカ。
阪神の件をきっかけに法改正されたのだと阿久津。

鷺坂に直接聞いてみたらどうかと阿久津


リカが阪神淡路大震災について調べていると、報道のともみが


「まだ報道に戻んのあきらめてないの？往生際が悪い」
と　言うがヘッドフォンしているリカには聞こえない。

リカは、これは空自の密着取材に関して調べているだけだと言い、
やれることは全部やろうと思うと　ともみに。

焦るともみ。

リカは画面を見て、
「あ、これ　Ｕｈ－６０Ｊ、昔は黄色と白だったってこれか！
このヘリ、今は紺色の洋上迷彩に変わってんの。」
と　なんだかうれしそう。

ともみは、そんなリカを見て、藤枝に
「どうなってんのあの人、ヘリがどうだとか言っちゃって」
と愚痴るが

「もういいんじゃない？　報道局で警視庁付きの記者やってる
ともみんの勝ちで」と　藤枝

「むこうが負けた顔してないから面白くないの！」　とともみ。

藤枝は最近のリカの仕事に対する熱さを、うらやましいと言う。



ダーツバーで普通に遊んでいる佐伯らが、連絡が入ると顔色を変え
飛び出して行くが、手に持ったダーツを投げてど真ん中に命中させて
救難ヘリに乗り込んで行く・・　というかっこいいＰＶができあがった。

盛り上がる広報室

だが、空幕長らは、ポップすぎるＰＶに難色を示し

お酒のイメージのある場所から出動するのはよろしくない！と却下


百里救難隊の佐伯に謝りに行く、空井。
取材するリカ

だが佐伯らは、空井の作ってくれたＤＶＤを家内に見せると言って
喜ぶ。
家族の写真といっしょに飛行神社のお守りを見せる佐伯
毎年、妻が京都まで行ってわざわざ買って来てくれるのだという。

リカは佐伯に
大切な家族を残して、自分が死んでしまうかもしれない可能性を
考えたことがないかと取材。

佐伯は、家族の写真を見て

「死なないために厳しい訓練を重ねています。
どうやったら要救助者を助けられるか、どうやったら
生き抜けるか、それだけを考えます。」と答え

もうひとつのお守りも見せてくれた。

それは手紙だった。母親を緊急搬送して助けた時の
子供からのお礼の手紙。
「いや・・きついこともたくさんありますけど
これ見たら頑張らないわけにはいかないでしょう」　と佐伯



That others may live
他を生かすために
Air rescue HYAKURI

リカと帰りながら、昔パイロットだった時は、任務は任務なのだから
自分たちが表に出なくても何も感じなかったが、
広報官となった今、現場で働いている隊員たちの思いを
すごく！　すごく伝えたいと　話す空井


それを聞いて鷺坂へのインタビューを決意するリカ

１９９５年１月１７日
鷺坂の妻が亡くなった日のこと・・・
どんな思いで任務についていたのか、知りたい　と　リカ



１９９５年１月１７日
当時は岐阜基地の高射隊の隊長で近くに妻と家を借りていた。
その前の年に心臓の手術をした妻は、体調がおもわしくなく
岐阜市内の大学病院に入院したきりだった。
地震の時、鷺坂は自宅に居て、岐阜はそれほど激しい揺れではなく
神戸が震度６と聞いて、すぐに基地に向かった。

でも当時の法律ではなかなか出動できなかった。

待機中に妻の危篤を知った。妻の元へ駆けつけたくても
災害派遣は一刻を争う。待機中とはいえ、勝手な行動を
取ることはできない。

（奥様をひとりで死なせても？　と　リカ）

鷺坂は結婚前から妻に話していた。
「なにかあったとき、そばに居られない男だけど
それでもいいか」　と。

それがプロポーズの言葉だった。

地震の前日、妻を見舞うと顔色がよく　いちご大福が食べたいと妻。
明日買ってくると約束し

「いってらっしゃい」　と笑顔で手をふる妻
「いってきます」　と鷺坂

最後にちゃんと笑ってあげられてよかったと鷺坂

その日に妻が亡くなって、会いに行けたのは５日後。
（後悔しなかったか？　と　リカ）

なみだを流しながら、いちご大福をそなえてやろうと
思ったけどどうしてもなくて、そのとき妻は
たった一人で死んでいく覚悟はしていたのだと思うが
でも・・ほんとうに妻は幸せだったのか・・と　鷺坂

妻よりも見ず知らずの人を助けることを選んだ自分は
自衛官としては正しい選択です。でも夫として
正しかったのかどうか・・・・

鷺坂は妻の雪子が生前書き溜めていたスケッチブックを見て
みんなに愛されていた雪子がみんな守るべきものだと
教えてくれたし、今も応援してくれていると信じていると
なみだをこぼした。



阿久津とその取材テープを見ながら

「鷺坂さんの傷をえぐっただけでは？」　とリカ

知りたいと思う気持ちはただの野次馬根性と同じで
誰かを傷つけるだけなのでは・・　とリカ

だが、阿久津は、この取材テープが番組に
使えるかどうかはわからないが、だが
リカが誰かの物語を知ることで、違う形でもいい、
その思いを伝えられるのなら、意味はあるんじゃないのか。　と。




街角グルメを放送中のリカに、報道番組を取材中のともみから電話。

めったにかけてこないともみの電話にとまどうリカだが
阿久津は　何かあったかもしれないから　出ろという。

「紺色のヘリ！」　ともみはそう叫ぶ

「機体に書いてない？」　と　リカ


「下からで何も見えない。これから取材に入る」　と
電話を切るともみ



すると　筑穂山で遭難事故の緊急ニュースが入る

「ヘリを映してよ!」　と　怒鳴るリカ

リカはともみに　ヘリのほかに飛行機を見なかったかと
聞く。　水色で先のとがった機体だ。

「いる！　飛んでる！」　と　ともみ

「捜索機とペアで飛ぶ救難ヘリは日本で航空救難団しか
存在しない。　間違いない、航空自衛隊！」　と　リカ



報道番組を見る広報室

「おっ　ＵＨ」　と片山一尉

救難者救出のニュースに、
「さすが　わが航空救難団」　と　比嘉

筑穂山だと百里救難隊だと柚木

だがニュースでは山岳救助ヘリだと伝えられ
広報室ではがっかりする。

一般の感覚では海上では海上保安庁
山の上だと山岳救助ヘリ
空自が海にも山にも出動するのは知られていない。

広報の努力が足りないと空井

みんなががっかりしてあきらめたとき
現場のともみから　レポート

山岳救助ヘリではなく航空自衛隊所属の
航空救難団が遭難者の救助にあたっていたと訂正

百里救難隊の活躍を報道するともみ。
救難員、通称メディックが救助用ホイストで降下
捜索機が発見した遭難ポイントまで下がり
たんかに遭難者を乗せて岩場を登って戻るという
すさまじい救助風景が見られました

ともみの報道に喜ぶ広報室

「えらいくわしいな」　と片山

「稲葉さんじゃないですか・・」　と空井


「他を生かすために彼らは日夜過酷な訓練に
励んでいるとのことです」　というともみの
言葉を聞いて、空井はこの報道がリカの手によるものだと
確信し、いそいで広報室を出る



現場のともみに自分の知るすべてを伝えたリカ

「少しは返せましたかね」　と　阿久津に。

「十分だ」　と阿久津

そこへ空井からの電話

外に出ると　「稲ぴょん　！」　と大声で叫ぶ空井

あわてて駆け寄るリカだが空井はこれから一緒に飲みに行こうと誘う。

二人で飲むのは嫌だと断った空井からの誘いにとまどうリカだが

どうしてもリカと飲みたいからぐだぐだ考えるのはやめたと
空井はリカの手をひっぱる。


おバカな佐藤の時と違い、空井とリカはメディックの話しで盛り上がり

そこへ藤枝が通りかかり、焦る空井に

「また違う女の子と一緒だ、友達としてはいいやつなんだけどね」
とリカ

勘違いしていたことがやっとわかり、空井はうれしくてまた乾杯をする。

つづく


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